2009年11月23日

横浜市都筑区 S邸 その3

091123.JPG横浜市都筑区の市街化調整区域で工事が進められているS邸、今日はソーラーシステムについて。

屋根面で太陽の熱を利用したシステムとしてOMソーラーが有名ですが、S邸で採用したのはその簡易版とも言える「そよ風」です。

OMソーラー?そよ風??という方に、簡単な説明をすると、

“金属屋根の裏側に風を通して、冬は暖かく、夏は涼しく、熱交換した新鮮空気を家の中に取り込み部屋を快適にする換気のシステムです。”  そよ風HPより

夏、屋根はものすごく熱くなりますね、そういうときは屋根面で熱くなった空気を屋根のてっぺんから放出し、室内に取り込まないようにすることで室温の上昇を抑制します。
逆に冬は、屋根で熱くなった空気を基礎部分に送り、1階の床からじんわり温める。基礎はコンクリートなので蓄熱性も高く、朝の冷え込みも少ない。
とこんな感じのシステムです。

太陽光発電によって電力を生みだし、エアコンで暖冷房するよりも、どうもエアコンは苦手という人にはとても優しい室内環境装置と言えると思います。

ただ、注意点として、エアコンもそうですが冬はとても乾燥するので、湿度管理は別にやらないといけないということです。

費用は太陽光発電よりも若干安めです。

太陽光発電とそよ風、どちらがいいかという比較は生活スタイルや価値観によっても変わってくるので、よく考える必要がありそうです。
電気は空調以外にも使い道がありますが、そよ風は室内の温度環境を快適にするのが役割です。
そよ風を太陽光発電で動かす。なんてのも素敵かも知れないですね。


ちょっと長くなりますが、以下「そよ風」HPより、特徴の説明です。

≪ガラスなし集熱屋根≫
《そよ風》はガラスなし集熱屋根を薦めています。
空気流通路に採熱板を置き、効率よく温風・涼風をつくります。

≪システムが簡潔で 費用がたいへん経済的≫
家の大きさで、機材・部材の組み合わせが変わり、費用が経済的で合理的。
大きい家はそれなりに、小さな家もそれなりに、フレキシブルな部材選択。

≪夏が涼しい 屋内が暑くない 小屋裏が部屋として使える≫
夏の日中は直接屋根の上で排気する。不要な熱い空気を屋内に全く取り込まない。
採熱板は高温の屋根の熱が屋内側に進入するのを防ぎます。
暑くないので小屋裏へ上るのがいやじゃない!収納物も傷まない。

≪機器まわりがすっきり 小屋裏が広い≫
屋根裏から取り込みダクト1本のみです。小屋裏が広く使えます。天井にも床にもじゃまな部材はない。小屋裏空間がたっぷり!

≪涼風・暖房・循環・お湯採り・雪とかしができる≫
《そよ風》には 涼風取入れ、補助暖房、屋内空気循環、お湯採りの機能があります。 
夏の夜は放射冷却を利用して涼しい風を家の中へ。補助暖房もお湯採りも選べます。

≪いつでも屋内空気循環機能が使える≫
温風・涼風の取り込み時以外、夏の日中でもエアコンの冷風循環機能が働きます。 
暑くてクーラーを使うなら、その冷気を家中に循環させてさわやかに!

≪自然排気も可能≫
家の大きさで自然排気 大きな屋根では補助排気ファンを使います。 

≪設置計画がやさしい≫
かんたんな表から部材の選択をするだけです。 

≪設置工事・作業がやさしい≫
小型軽量部材の組み合わせなので、はじめての工務店でも心配なく施工(設置)できます。 

≪新開発の高性能・小型・軽量・省エネ機材・部材の採用≫
《そよ風》用に最新型の 制御盤・リターン口・排気ファン・取込みファンを新開発。 

≪小型で簡単操作の 制御盤≫
小型で高齢者にも解りやすいやさしい操作。画期的なかんたん明解な配線作業。 

≪施主でもできる メンテナンス・機材交換≫
工夫を凝らした機材設計。基本的な機材・部材(含制御盤)の交換は施主でもできます。
小屋裏からの作業なのでやりやすい。専門技術は不要です。


今まで築35年の家に住んでいて、冬は寒くて
「おれ、寒いの苦手なんだよね〜」と言っていたお父さん。
新しい家の住み心地の感想を早く聞いてみたいものです。

画像は「そよ風」HPより、冬の昼間のシステム図。
HPは→こちら

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村


posted by クリエ at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜市都筑区 S邸

2009年11月22日

横浜市都筑区 S邸 その2

0911222.JPG091122.JPG横浜市都筑区の市街化調整区域で工事が進められているS邸、今日はその構造について。

工法はいわゆる軸組工法。柱は全て4寸(120mm角)で、柱を含め全ての構造材が集成材です。集成材は無垢の木と比べ強度も強く、寸法安定性に優れるという利点があります。

軸組工法と言っても、柱と梁をどう組み合わせるかはさまざまで、昔ながらの「手刻み」といって大工さんが「仕口加工」するものから、それを工場内の機械でやってしまう「プレカット」、さらにはその「仕口」を金物に変える「金物工法」などなど、軸組工法には実に多様です。

それだけ軸組工法は複雑で技術を要する工法で、今だに新しい技術が生まれてくる奥深い世界だと言えます。

S邸はそんな多くの選択肢の中から「クレテック工法」を採用しています。簡単に言うと、木造軸組の「継ぎ手」「仕口」部分(アリ・カマ・ホゾ等)をアゴ掛け金具・ホゾパイプなどの金具に置き換え、ボルトとドリフトピンで緊結する工法のことで、金具接続工法の先駆け的工法です。

通常の仕口の部分が金物になることで、次のようなメリットがあります。

●木材の加工欠損が少なく耐力が大幅にアップ
●寸法精度の向上。
●木材を落とし込んでピンを打つだけの簡単施工により、 現場の作業性が向上。
●金具が木材の中に納まるため、断熱材・パネルなどがスッキリと納まる。
●構造材の完全部材化も可能で、施工の合理化に貢献。
(タツミのHPより)

このように軸組工法の弱点の多くをカバーするクレテック工法、仕口工法よりやや費用はかかりますが、メリットを考えれば費用対効果は十分見込めるのだと思います。

画像はS邸の2階。
リビングから子供部屋・・・というか子供空間を見たところ。
実際の現場はとてもすっきり。ドリフトピンが見える程度で、耐力壁を構成すると構造的に成り立ちます。
もちろん軸力は計算して必要なとことには引き寄せ金物を取り付けますがシンプルで合理的な感じがよく分かります。
ちょっとみるとSE工法のようにも見えますが、接合部分はあくまでピン接合です。

それから、小屋組は梁と母屋と構造用合板のみで構成しています。
構造用合板の下にネオマフォーム60mmを貼り付け、その上に石膏ボードとクロスで仕上げます。梁は表わしになります。

間取りのことは改めて書きますが、このようなオープンな空間は在来工法ならで、枠組工法にはない良さだと感じました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

posted by クリエ at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜市都筑区 S邸

2009年10月30日

横浜市都筑区 S邸 その1

091029.JPG8月2日と5日のブログ「市街化調整区域で家を建てる」で書いた、横浜市都筑区のS邸が28日上棟しました。

これからぼちぼち都筑区のS邸についても書いていきたいと思います。

この家の特徴と言えば、
ハードでは、
@躯体は土台、柱ともオール4寸。・・・結構ごついです。
A柱・梁の接合はクレテック金具を用いた金具接合工法。
B太陽熱利用の空気集熱式ソーターシステム「そよ風」の採用。
ソフトでは、
親子4世代、2世帯計9人の大家族の家。
・・・となります。

皆さん元気で明るくて、とても気持ちのいいご家族です。

春先の完成に向けて、まずは順調に工事が進み上棟。

おめでとうございます!
posted by クリエ at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 横浜市都筑区 S邸